4月2日 鹿倉川 曇り AM11:00〜PM3:00
15cm位か?今日は師匠と和良・鹿倉川へ行く。
その前に、まず八幡のバローへ寄って昼食の購入。ついでに、その横の吉田川を覗くと、フライマンが3人たたずんでます。見たところライズはありませんが・・。そのうちに2人のフライマンがシズシズと川の中に進んでいって、綺麗にフライを振り始めました。ライズがあったのかな。
話はそれますが、私は最近の週末には、釣りから帰ってきて(釣れないから帰りは早い)自転車で白鳥の川を見に行ってます。中津屋の曲り淵から北濃小裏まで、各ポイントを観察。この区間を往復すると20km位で、足慣らしにはちょうど良い距離です。でもね、どのポイント見てもライズは全くありません。それに、そこいらじゅうで工事をやってて、2週間前に放流のあった所にもユンボが入ってる始末。せっかくの自転車乗りには、趣きの欠ける事この上ない風景です。平日だったら、きっと濁ってるでしょう。しかも水位は雪代の影響か高く安定状態で、このあたりでフライで釣ろうとするには、水が落ち着くのを待ったほうがいいでしょう。と、そんな感じです。
目の前の吉田川の水況も同じみたい。ただここにはユンボが居ないし、魚影も濃いみたいだから、釣る人は釣ってるんでしょう。それに師匠に言わすと「こないだ、ここでボコボコライズしとった」らしいし・・。

さてさて、鹿倉川です。
ここも高水位安定。私はフライで、師匠は川虫で釣るも、共に反応はナシ。まあ、師匠でも釣れないんだから仕方ない。
その後少し上流へ行って昼食。ケーチャンと山菜飯を頂きました。そしてまた釣り始めましたが、師匠が急に「ハーックショーン」とやり始めた。これが渓流の中でよく響く。時折ティッシュを取り出して「チーン」、と、やってる。どうも薬が切れたようです(ヤバいヤツでは無い)。鈍感な私には関係の無い事なんですが、スギ花粉が一杯舞ってるようです。
ここで写真サイズのアマゴを各1匹ずつ。共に、今期初アマゴでした。

4月9日 栗巣川 晴れ 
名前は知らない。今日は晴れ。ポカポカ陽気、暑いです。
午前中は、年2回の車のワックス掛けのうちの1回目。私は「7ヶ月コート」と言うヤツを使ってるんで春と秋にしかワックスは掛けない。しかし、実際は4〜5ヶ月しか持たないから、あとの2ヶ月は、ジムニーの塗装皮膜にがんばってもらってます。早期の「9ヶ月コート」の発売を待ってます。

午後からはテンカラN氏と栗巣へ行く。
川へ着いてもやっぱり暑い。トレーナーを脱いで、すぐにビールを飲む。美味いね〜。
さてこれから釣ろうとした所へ、下流からエサ釣り師が上がってきて「小アマゴしか釣れん」と言って帰って行った。川の水位はやや高く、写真の大きなカゲロウがブンブン飛んでる。これは本来3月下旬に羽化するヤツで、今年の谷は平年に比べると10日ばかり遅い。そして、こいつが羽化してる時には、おおむね釣れない。
案の定、小アマゴしか出なかった。その上、なかなかくわえてくれないし・・。天気は最高なんだけどね〜。
この日2時間ばかり竿を出して、私が12cmを1匹に対し、テンカラN氏は17cmを2匹。しかも、良ポイントは、ほとんど私に譲ってくれてたのに・・・。いや〜、テンカラN氏にはかないません。

私は、川とサクラを抱き合わせて撮ろうとするから、余計にムツカシい。
(長良川のサクラ)
4月17日 栗巣川 晴れ
これは、寒水の18cm。16日は、寒水と栗巣を釣り歩いて15〜21cmを計6匹。今期初の、まともな釣りとなりました。両河川とも、やや落差のある部分を釣って、やはり今期初の渓流釣りらしい釣り。ようやく私の釣りシーズン入りです。

まあ、それでそこそこ満足したので、今日はゆとりをもっての自転車釣行を試みました。
まず10時に白鳥を出発。ここから大和までは緩い下りだから、たいしてペダルを漕がなくて済みます。シャーシャー漕ぐとスピードが出て快適なんだけど、やはり帰り道の体力を温存しておかなければなりません。そして大和町の剣やら徳永あたりの長良川沿いのサクラ見物。ここいらは、満開にはちょっと早いかな?でも綺麗だからパチパチと写真を撮る。・・・、けど、なかなか上手い写真は撮れませんわ。上の写真は、昨日撮った八幡のヤツ。やっぱりヘタです。
そして栗巣街道に入っての上り坂。まあ、ここもサクラを見ながら、のんびりとぺダルを漕ぐ。こうやって、ゆっくりと走れば三日坂(その昔、越前朝倉勢と郡上藩主の戦いによって、この坂では3日間血が流れ続けた所)だって難なくこなせます。その後「ぎんじ」に寄ってビールと寿司折を購入。
出発から1時間後、ようやく川にたどり着きました。たいして体力を使ってないと思ったものの、自転車から降りると、なんか足がガクガクします。昨日の谷歩きの影響もあるし・・。そこそこ汗もかいた。でもね、こういう時のビールはまた格別なんだな〜。天気も良いしね〜。
そして釣り。ウェーダーは無いから岸沿いに釣り上がる。竿は、この為に買った6ピースのグラス竿。こいつがべトンべトンの竿で、私が初期に作ったバンブー竿みたい。ようするに腰がなくって振りづらい。それに、風は強いし川岸しか歩けないから、毛鉤を上手いこと流せない。しかも、毛鉤を後ろの木に何度も引っ掛ける。難儀な釣りです。1時間ばかり釣りで、16cmを1匹と仔アマゴを少々。その先は川を渡れないんでここで終わり。貧果ながら満足です。

帰り道は強い向かい風。キツイです。おまけに緩い上り坂。必死に漕ぐと続かない事は経験済みなんで、ゆっくりと漕ぐ。もう1回サクラ見物です。ときおり、道端に植えてある水仙の花の匂いがプーンと香ってきたりして、なかなかオツなもんです。
白鳥にたどり着いた後でも、多少の体力が残ってたんで牛道も覗いてみた。ここは人が一杯。それで先行者のすぐ後ろに入って、さっきその人が竿を出してた流れ込みをやったら16cmが釣れた。30mばかり先に居るその人に見てもらいたいから、やりとりは、わざと長めにする。ちゃんと見てくれてたかな〜?。そのうち下から釣り上がってくる人と、さっきの人が釣り下がってきて(その人のすぐ前に釣り人が入った。こりゃあルール違反です)私は挟み撃ち状態になってしまったので、ここで終了。仕事場にたどり着いたのは4時半でした。

こういった自転車釣行は初めてでしたが、これがなかなかよろしい。釣りについて言えば、普段車で行って釣った時より、倍の嬉しさがある。これはきっと、それなりの苦労をして釣るからかな?。もちろん、自転車に乗った空気感も心地よい。
ただし、翌日は太ももと股関節が痛かった・・・・。

今年は写真も不調です。
(切立出会い上の長良川)
4月24日 切立川 晴れ
今回も自転車釣行です。目的地は切立川。ここなら帰りは下り道だから楽チンなはず。
今日も天気は良いし、風もないし、サクラを見ながら(ちょっと遅い)、川を見ながら、そして写真を撮りながらと、のんびり自転車を漕ぐ。気持いいです。

そして、途中の淵でライズを発見。いそいそと降りていってパタパタッと2匹釣る。サイズは18cmと22cmで、共に放流残りのヤツ。一応写真は撮ったけど、とてもみなさまにお見せするような魚ではありません。もう1匹釣って、それも放流物だったら、ここは引き上げようと思ってたところへルアー少年が降りてきた。
「こんにちはー」と声を掛けてきたので、私は「オジサンにボクの釣るところを見せてくれないか」と言って、彼にポイントを譲りました。彼はいそいそと仕度をして、エイヤッ!!っとルアーを投げる・・・、が、ルアーは前には飛ばず足元の水面に勢いよく落ちた。どうもラインがリールに食い込んでたみたいです。彼はそのラインを直しにかかったんで、しばし話し込む。
彼は小学5年生で、昨年からルアーを始め、今年アマゴを1匹釣ったらしい。その前はエサ釣りをやってたけど「クラスのみんながルアーを持っとる」んで、ルアーに切り替えたんだと。それから「クソンボやウグイは嫌いや。あいつらは臭いし、ウグイなんかはザラザラしとって手が痛い。あれはサメ肌や」なんて事も言っておりましたよ。さすが郡上の子供です。魚に対するプライドは高い。
ようやくラインが直ったらしく、もう一度エイヤッ!!っとルアーを投げる・・・、が、ルアーは前には飛ばず足元の水面に・・・・・・。仕方がないんで私が直してやる。
そしてようやく彼の本当の1投目。今度は慎重にゆる〜く投げる。そしてカリカリとルアーを引き寄せると、20cmくらいの魚がそのルアーについてきた。私は興奮して「おおー!」っと声を上げたけど、その魚は足元でUターン。そして彼は冷静な声で「あれはクソンボや」と言い放った。なんか、郡上釣り名人の口調でしたなぁ〜。
その後彼は2回投げただけで、なぜかやめてしまった。そして私の隣に座って、また話し始める。
彼:「ボクな〜。もうちょっとしたら町の方に引っ越すんや。」
私:「そっかー、色々大変やな〜。でも、こっちにも友達は一杯おるし、あっちでも一杯できるしエエやないか。」
彼:「うん・・。でもボク、川に潜って魚取ったり、こうやって魚釣ったりすることが大好きなんや・・・。町の方の川は橋の上歩くだけでドブ臭いし、クソンボしかおらんし・・。」
私:「・・・・・」
彼:「ほんで、今のうちにいっぱい遊んどくんや。」
私:「ほうやな〜、ほんならいっぱい遊んどかんとイカンなー。」
彼:「うん。いっぱい遊ぶ!!。」
彼は、そう明るい声で言って帰っていきました。きっと彼は、町へ行っても、色んな遊びを見つけて元気でやっていくことでしょう。

その後私は、また自転車にまたがって、そしてビールを買って切立川でプシュっとやる。美味いね〜。でもここでは仔アマゴが1匹出ただけ。帰り道は強い南風(向かい風)で、下り道とはいえ、苦労する。
でもまあ、今日はあの少年と会えたから楽しかったです。